爪白癬とは
そもそも白癬とは、白癬菌というカビが原因で起こる皮膚病です。足の皮膚に起こるのが足白癬ですが、爪も皮膚の一部ですから白癬菌が手や足の爪に侵入することもあります。これが爪白癬です。
爪白癬にかかると爪甲が白く濁ったり、黄褐色に変色します。症状が進行すると爪の先端部が分厚く変色しますが、痒みなどの自覚症状はありません。そのため、「なんだか爪はへんだけど、歳のせいかな」などと思われがちで、治療されずに放置されたままのケースが多くみられます。
白癬の治療には、抗真菌薬という薬が使われます。抗真菌薬には、ぬり薬とのみ薬がありますが、爪白癬は爪の内部に白癬菌が入りこんでいるため、ぬり薬では効果が届きません。そこで内服薬による治療が行われます。
薬の飲み始めや治療中に定期的に一般臨床検査を行います。
白癬菌に冒された爪がはえ替わるまでは気長に根気強く治療をする必要があります。(治療期間は6か月ほどかかります)
帯状疱疹 こんな病気
身体の左右どちらか一方にピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれる病気です。
多くの人が子供の時に水ぼうそうになりますが、その原因となるウイルスは水ぼうそうが治った後もそのまま神経の中に潜んでいます。そして加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活性化し、神経を伝って皮膚に到達し、帯状疱疹を発症します。一度帯状疱疹にかかると、強い免疫力がつくため、再発することはほとんどありません。
赤い斑点 赤い斑点のあらわれる数日~1週間ほど前からピリピリした痛みや皮膚の違和感などの神経痛を伴うことがあります。その後、強い痛みを伴い、身体の片側の神経に沿って帯状にやや盛り上がった赤い斑点があらわれます。 |
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水ぶくれ 続いて赤い斑点上に水ぶくれがあらわれます。水ぶくれは少したつと黄色く濁り、少しの刺激でもやぶれややすくなります。 |
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ただれ 水ぶくれがやぶれると、ジュクジュクとした、ただれた状態になります。 |
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かさぶた 約2週間でかさぶたになり、やがてとれていきます。 |
治療は抗ヘルペスウイルス薬を中心に行われます。抗ヘルペスウイルス薬は、発症早期に服用を開始するほど、治療効果が期待できます。帯状疱疹の特徴的な症状を自覚したら、できる限り早くご相談ください。
原発性腋窩多汗症
汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないにもかかわらず、多量のわき汗に悩まされる疾患です。以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を『原発性腋窩多汗症』と診断しています。
○最初に症状がでるのが25歳以下であること
○左右両方で同じように発汗がみられること
○睡眠中は発汗が止まっていること
○1週間に1回以上多汗の症状がでること
○家族にも同じ疾患の患者がいること
○わき汗によって日常生活に支障をきたすこと
主な治療方法には、塗り薬、注射薬、手術などがあります。症状の程度、治療法の安全性、ライフスタイルや患者負担を考慮して、あなたに合った治療法を考えていきます。
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